シールズはこの前も安保デモをやっていたが・・・果たしてこれは自民党へのダメージになるだろうか。
私はならないと思っている。
なぜなら,安倍政権の支持率が40%台になっているからである。
あれだけ安保の時に支持率が下がったのに,もう回復しているのである。
多くの人が安保問題を「もう決まったことだししょうがないよね」と認識しているのではないだろうか。
こんなところにに安保デモをしたところで,何もダメージは無いだろう。
それどころか,今,安保問題にフォーカスすることは敵に塩を送る行為に等しいとすら思う。
アベノミクスが失敗していることが隠れてしまう恐れがあるからである。
下記の記事でも書いたが,アベノミクスはトリプルダウンをもたらしている。
また,今日配信された下記ロイターの記事では,2015年度の株価がアベノミクス相場初の下落になったことが書かれている。
2448円と言うのは凄い下落幅である。
アベノミクス相場は
(1)日銀が札を刷りまくって円安へ誘導した結果,日本株がお買い得になって海外投資家が日本株を買った
(2)日銀がETFを購入することで間接的に日本株を買いまくった
(3)GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)が日本株を買いまくった。
ことによるインチキ官製相場である。
そして,(3)は我々の年金で株が買われているということだ。
国家規模のインチキに年金を突っ込んでいる。
突くならここではないか。この問題にはイデオロギーは関係ない。既に大きな損失を出したことは数字ではっきり出ているし,分かりやすい。
あまりにも株を買いすぎたので,もはや売ることもできない。これほど買った株を売ったら株価が大暴落するからだ。
「買うしかできない」という後戻りできない道を安倍政権は全力で突っ走っている。
右も左も関係ない。インチキ官製相場のために我々の年金が犠牲にされているのである。
シールズには,同じデモをするならこの年金問題にフォーカスしたデモをしてほしいと思う。
年金問題への注目度はまだまだ足りない。彼らが突如年金問題に言及し始めたら世論の注意を喚起できるだろう。