今朝,「ワイドナショー」を見ていたら,「ハーフ劣化発言」て結構な炎上騒動を起こした古市憲寿氏が,フジの山崎夕貴アナに「すっぴんが落ち武者」と言い放つ場面を見た。
すげえ表現だな・・・また炎上するんじゃないか,と思っていたら,早速記事になっている。
ただ,炎上と言うわけでもない・・・かな?
例えば会社で,男性社員が女性社員に対し「もうすっぴんが落ち武者ですよね」と発言したら,「セクハラです!」とか言われたりしないだろうか。
そう考えると,けっこうきわどい発言だったな,とは思う。
言われた山崎アナは結構傷ついたんじゃ無かろうか。
しかし,古市氏を起用するテレビ側は,きっとこういう発言を求めているのではないかなと思った次第である。
コメンテーターには小炎上が求められている?
結構スパイスの効いた上記古市氏の発言は,こうやって日刊紙に取り上げられた。こうなることで,「ワイドナショー」は広告費を使うこと無く番組を宣伝することにつながっている。
この記事を見た人は,「次は古市がどんな問題発言してくれんだべ」と番組に興味を持つのでは無いか。
古市氏は元々口が悪いんだと思うが,その悪口も一般人には簡単に真似できない才能の片鱗を感じる。だって考えて見てくださいよ。どう見ても美人な女子アナに「落ち武者」って言う発想生まれますか。日頃から悪口スキルを磨いてないとできない芸当ですよ。
「ハーフ劣化発言」は人種差別的な意味合いを含むので完全NGだが,上記「落ち武者」発言であれば,ギリギリセーフといったところか。人によってはアウトだろう。
テレビ側はきっとこういう発言を求めているんだろうな。月並みなことを言うだけでは全然話題にならない。スパイスの効いた毒舌をほどよくかましてくれた方が,他のメディアで取り上げられて勝手に宣伝になる。
大炎上ばっかりじゃ問題だけど,小炎上は起こしてもらいたいと思っているのでは。
ほどよい小炎上を安定して発生させることができるのが,優秀な毒舌コメンテーターなんだろう。
古市氏がそこまで計算して発言しているのかどうかは知らないが。
SNSの発達により,多くの人が「言葉狩り」を楽しんでいるような気がする。その中で程よくおいしいターゲットを設定することを期待されているのが古市氏なのかもしれない。